結婚&離婚

朝、起こしても起きない旦那が結婚15年で直った笑えない話

2人の時間

結婚生活22年のうちの15年間、毎朝、何度も何度も旦那を起こすのが私の仕事でした。

結婚したころは優しく必死に起こし

子供が生まれてからは怒鳴り声で起こし

しまいには、起こしても起きなければ放置

あれやこれやと試してもダメだった元旦那

ところが結婚生活15年過ぎてから、1~2回声をかけるだけでスッキリとした顔をして起きてくるようになったのです。

15年間、なかなか起きられなかった旦那

それが急に行動を変えたのは、転職と新しい出会いによるものでした。

旦那が遅刻するのは妻がしっかりしていないからと責める義実家

結婚したころ、元旦那は朝7時半に起床し8時半に出勤。

帰宅時間は午後6時半から7時の間

普通のサラリーマンと比べて、かなり時間に余裕ある生活をしていました。

通勤時間は車で5分、しかも職場の社長は親、上司は兄達

お給料は高くはありませんでしたが、勤務時間からすれば恵まれた職場。

そんな恵まれた職場で働く旦那には、遅刻することに罪悪感がないという困った癖がありました。

朝寝坊は当たり前!

出勤時間に平気で遅刻!

お見合いで結婚した私が、その困った癖を知ったのは結婚生活が始まってからでした。

結婚して専業主婦になった私の一番大事な仕事が、目が覚めるまで何度も根気よく起こし、ギリギリでも仕事に間に合うように努力すること

結婚して2か月程は頑張って起きていた彼も、生活に緊張がなくなっりだすと時々寝坊をしては遅刻をするようになりました。

毎日毎朝、必死に起こすことに疲れている私に、義理の親兄弟から電話が来るようになります。

「しっかりと起こして仕事に遅れないようにしてくれ。」

「旦那を起こして仕事に行くようにするのが、新嫁の仕事でしょ!!」

週2~3回、何度も念を押すように連絡がくるようになり、私も必死になって声をかけるのですが、彼の朝寝坊の癖は直りません。

遅刻を繰り返して会社で困ったことでも起きれば、遅刻もしなくなるかも?

そう思い、義理の親兄弟からガンガン電話が来ても、起こさず放置してみたこともありました。

でも、家族経営の甘ったれた環境では本人には困ったことが起きず、私が義理実家から叱られる回数が増えただけです・・・

大きな子供と結婚するのは、とても面倒だ

ハンモックで眠る男

何度声をかけようが、体をゆすろうが、布団をはぎとろうが眠り続ける。

食べ物やコーヒーの匂いを部屋中に漂わせようが、ご褒美作戦をしてみようが、彼を夢の世界から現実にもどす効果はほとんどなし。

職場に堂々と遅刻を繰り返すようになってくることで、旦那をしっかり起こす役目を義実家から与えられた専業主婦の私の胃は痛くなるばかりです・・・

職人さんや、パートさんよりも遅く出勤する彼に、一応義理の親兄弟は本人に注意はします。

でも、「朝弱いのは母親に似たから仕方がないな」と、「明日からはちゃんと起きろよ」と。優しい言葉をかける義理の母と兄弟

なのに、遅刻をさせるのは嫁としてなっとらん、旦那が家にいない時間を狙って小言がやってくるのです。

旦那の遅刻癖は、実家暮らしの独身の頃から変わっていません。

一番最初に勤めた会社も朝7時30分に出勤するのが辛くって、そんな息子を可哀そうに思った姑が、家族経営の一員として雇ったそうです。

甘ったれた環境で育ち、親や兄弟さえ起こせなかった彼の遅刻癖を、治すのが嫁の仕事だといわれる日々

人間ってあまりにも責められ続けると、決して自分が悪くはないのに「自分の努力が足りないのかも」と思い込んでしまいうものです。

遅刻しても減給されない不思議な家族経営の職場

職場でトラブルがあったり、打ち合わせの電話が入るたびに、職場から「早く出勤してください」と電話が入っても、なかなか起きてこない旦那

それでも朝の9時半までに出勤している時は、イライラを押さえながらも我慢ができていました。

子供の幼稚園バスがお迎えに来る時間になって、やっと起きてくるのも我慢ができました。

しかし、だんだんとエスカレートする遅刻

  1. 朝、一応7時半に声をかける
  2. 起きてこないから8時に声をかける
  3. ここで起きなければ8時半に声をかける
  4. これで起きてこなければ、9時に声をかける。
  5. これでダメなら、9時半から10時の間に声をかける

こんな感じで、とにかく旦那を起こし、嫌味の電話はできるだけでないようしました。

子供が小学生になり、私もパートに出るようになるのですが、声を掛ける私がいなくなったことで、遅刻の時間はさらにエスカレートします。

早朝の仕事から帰宅する午前11時、ベッドの中でスヤスヤと眠る旦那がいます。

いつになったら仕事に行くのかとイライラして待っていると、お昼に起きてきて作っておいた弁当を食べ出勤

ひどい時は、この後もう一回眠って夕方近くになって出勤

月の1/3以上まともな時間に出勤しないのに、なぜか減給されることがない職場

彼が遅刻を繰り返すと、文句を言われるのは妻である私。

あの当時、一緒に働いていたパートさんや職人さんは、どんな気持ちでこの我儘な働き方を見ていたのか?

一緒に仕事をしたことがない私にだって簡単に想像できます。

休日の朝だって起きない父親、子供は何の期待もしなくなる

仕事が嫌で起きないだけではなく、家族一緒に過ごすことができる休日だって、なかなか起きてはきません。

遊ぶ約束をしていても、出かける約束をしていても、昼過ぎまでだらだらと眠り、子供達が今日のお出かけはなしと諦めかけた昼過ぎになって

「さあー今日はどこに遊びにいく?」と張り切りだしたり、

酷い時には夕方近くになって寝室から出てきたと思ったら、

「最近、家族で出かけてないな~、なんだか皆冷たいな」なんて勝手なことばかり言いだすのです。

平日も休日もダラダラと眠る父親の姿

子供達がなんの期待もしなくなるのは当然だったかもしれません。

朝起きない旦那が変わるためには、新しい愛と刺激が必要でした

キスマーク

そんな超重役出勤を許されていた彼も、世の中の景気が悪くなり家族経営の職場から転職をしないといけなくなります。

今まで眠りたいだけ眠り、恵まれた環境で仕事をしていた人間が、40歳過ぎて遅刻が許されない仕事に就きました。

すると、あれほど頑張って起こしていたのが嘘のように、一回声を掛けるだけで起き、さっさと身支度を整え仕事に行きます。

これからは昼過ぎまで眠る旦那の姿にイライラしなくて済む!

やっと大人になってくれた!

15年間の我慢してきたよかった!

そう思っていました。

しかし、新しい職場に慣れだした半年過ぎるころから、必死に起こさないといけない日々が始まります。

それでも、とりあえずは遅刻をせず仕事に行ってくれている間は良かったのです。

勤めだして2年過ぎたころから、数時間遅れての出勤が始まってしまうのです。

新しい職場で新しい出会いが遅刻魔だった夫の性格を治したのです

新しい職場に代わっても、環境に慣れてしまえば起きることができない

もう彼はどんなことをしても起きることができないのだと諦めていました。

いや、それどころか「もしかしたら病気?」と、私が真剣に悩みだしたころです。

いつの間にか「時間だよ」と一声かけるだけでパッと起きれるようになりました。

休日になればサッと起き、パパッと身支度を整え「ちょっと用事があるから」とウキウキして出かけるようになったのです。

子供達が幼いころから休日は昼過ぎまで寝て、どこかに出掛けるにも腰が重かった旦那が、ものすごい速さで家を出ていくのです。

誰だって怪しむにきまっています。

ある日、高校2年生の息子が

「お父さん、最近は休日は朝から元気に起きて出かけるんだね」と嫌味っぽく言ったのに

「お前たちが小さいころから、休みの日はお出かけのためにサッと起きてたぞ♪」とウキウキした声で答えました。

元旦那がウキウキと毎日楽しそうに起きることができるようになったのは、じつは新しい恋を始めたからでした。

新しい職場で出会った恋の相手は、ガンの闘病中の夫の目を盗んで元旦那とデートを重ねる素敵な女性だったようです。

高校・大学と母親の目が厳しく女性と付き合ったことのない旦那にとって、刺激ある恋は毎日の生活にハリをもたらしてくれたのでしょう。

新しい刺激的な生活を手に入れた旦那は、以前のような遅刻魔に戻ることはありませんでした。

起こしても起こしても起きない旦那

彼にとって結婚してして一緒に暮らす妻である私は、なんの刺激もない存在だったのでしょう。

可愛い盛りの子供は、自分の人生をつぶしてしまう存在だったのかもしれません。

彼が人並みの時間に起き、張り切って仕事を頑張らせるためには、刺激的な女性との付き合いが必要だったようです。

離婚調停前に姑が「本気の愛だから浮気じゃない」と息子をかばったくらい、彼にとっては本気の恋だったのでしょう。

結婚して15年以上彼の寝坊癖を治すのが難しかったのは、きっと私が彼を深く愛することができなったからなのかもしれません。