マッサン森野一馬の出征に無事願う女達の千人針と言えなかった言葉

悲しい冬の空

NHK朝ドラのマッサンも今月で放送が終了になります。

辛い時代の表現が多い一週間でした。

一馬が出征するまでのシーン、お国のために命を投げ出す覚悟をしなければいけない時代

家族がどれだけ涙を隠しながら戦地に送り出していたかが、丁寧に表現されていたと私は感じました。

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戦地に愛する人を送り出す女性達

森野一馬の召集令状が届き、工場で働く女性たちが一馬のためにお守りを用意すします。

出征する男達を見送る女達は、無事に戦地から帰ってきてほしいと願いつつも、言葉に出して言うことは許されなかった時代。

我が家の亡くなった祖母の戦時中の思い出にも、千人針を作って持たせた話がよく出てきました。。

千人針は召集されて行く兵士のために、木綿の布の腹巻きに一つずつ赤糸の結び目を付けてもらい千の数に達したものを兵士に持たせたそうです。

一人一つの結び目と決まっていたそうですから、親類や知人だけでは数が足りないため、人が多く集まる場所でお願いをしなければいけなかったそうで、田舎では人も少なかったため大変だったようです。

虎は一日に千里を駆けるといういわれから、寅年の女性だけは年の数だけ結び目をつけることができたため、千人針をお願いするときには、寅年の女性をまず探したそうです。

武運長久の心を込めるという意味での千人針に五銭玉や十銭玉も縫いつけたようです。

五銭は死(四)線を越え、
十銭は苦(九)戦を越える

女性たちの結び目が血の涙のように思えるのは私だけでようか?

「行って帰り」と言ってあげられなかったエリー

エリーさんは家族を出かけるときに必ず

「行って帰り」といって送り出しますよね。

広島弁の「行って帰り」最初の頃は不思議な言葉でした

でも、毎日のように聞いていると、私も家族を送り出す時に使いたくなってしまうほど素敵な言葉です。

「無事に帰って来んね」と願いを素直に表現した「行って帰り」

送り出される人は「行って帰ります」と応える。

家族や親しい人を送り出すのに、温かいこの言葉をエリーさんは一馬が出征する日に、言ってあげれれなかったのです。

無事に帰ってきてとは言えなかった時代

「行ってらっしゃい」と送り出し

「行ってまいります」の言葉を最後に出征した一馬

無事に帰ってきなさいの意味の言葉を口に出すことが出来なかったエリー

なんとも辛い時代です。

出征の朝、熊虎さんが、戦地に向かう息子にかけた言葉

「卑怯者になってでも生きて帰ってこい」

親の苦悩がとても伝わる場面でした。

生きて帰ってくることを願いながら、生きて帰ってくることがない事も覚悟する

平和な時代に生きているおばちゃんは、こんな気持ちを味わうことなく毎日家族に

「いってらっしゃい」

「気をつけて帰ってきなさいよ」

言えることに感謝しないといけませんね。

マッサン・エリー愛の手紙。妻からの最後のお願いに感動です

2015.03.28

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