閉経と妊娠を勘違いした理由。更年期でも妊娠する可能性はある!

知りたいことを調べる女性

息子が2歳の時、急に体調を悪くし真夜中に市民病院の夜間診療に駆け込みました。

診察の順番待ちをしていると救急車が入ってきて、40半ば過ぎの女性が救急搬送され、同じ年ぐらいの旦那さんが奥さんに一生懸命声をかけながら、診察室に一緒に入っていきました。

悲鳴をあげる奥さんに付き添ってきた旦那さんに、診察をしたドクターが言いました。

「陣痛が始まっていますので、今から分娩室に移動します」と。

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妊娠していたことに気が付いていなかった夫婦

並んで座る2人

陣痛が始まっているため、産科の医師が救急センターに呼ばれ、「陣痛が始まっている」と告げた旦那さんにいろいろと質問をし始めました

しかし、旦那さんは「妊娠してるって本当ですか?」を繰り返すばかりです。

痛みで悲鳴を上げている奥さんも「うそでしょ!」を繰り返すばかりです。

妊娠していたことに気が付かなかったのかと聞くドクターに対し、おろおろと説明する旦那さんの声が、待合室まで聞こえてきました。

妊娠に気が付かなかった理由

・結婚して20年以上、妊娠できなかった

・時々お腹がグルグルした感じはあった

・お腹が張ったり、グルグルするときは食べすぎだと思っていた。

・お腹周りが太くなったのは中年太りだと思っていた。

・生理不順になっていた

・生理が来なくなったのは閉経したと思っていた。

この後、奥さんは分娩室に運ばれ、真っ青な顔をした旦那さんも一緒に救急センターを出ていきました。

更年期に妊娠する可能性はあります

私が救急センターで見た騒ぎは特別な事のように思えましたが、意外とそうではないようなのです。

厚生労働省の調べによると、妊娠中絶件数は10~30代では減少傾向にあるそうですが、40~50代の件数は減っていないそうなんです。

40~50代の更年期に、なぜ望んでいなかった妊娠をしてしまうのでしょうか?

月経周期が長くなると排卵はないと勘違いする

更年期に入ると女性ホルモンが急激に減少し始め、月経周期が短くなったり長くなったりしはじめ、だんだんと生理と生理の間が長くなり始めます。

このような状態が1~2年ほど続き1年以上生理がこない状況になると「閉経」したと判断されるのです。

月経周期が長くなると、生理はくるけど妊娠する可能性は無くなったと思いがちです。

しかし更年期の間も卵巣から卵子が排卵されているのですから、若い時よりも妊娠の確立が下がるだけで、閉経前にも妊娠する可能性はあるのです。

閉経前の生理不順が原因で妊娠したことに気が付きにくい

小さな家族を待つ夫婦

卵巣に卵子がなくなった状態になることが「閉経」です。

完全に閉経したかどうかは、閉経前に起こる様々な症状や基礎体温などから総合的に判断するか、病院でホルモン検査や膣内PHバランスなどを測ることで閉経したかどうかを確認するしかありません。

しかし中には、一年以上生理がなく閉経したと思っていたら、ある日突然生理が始まって驚く女性もいます。

このように生理周期がかなり長くなっていただけで、排卵があり生理が来るのですから、妊娠する可能性はしっかり残っているということなんですね。

更年期になり生理の期間が長くなり、何か月も来なくなった時、

妊娠する可能性がある女性や、いつもと違う「おりもの」「お腹の張り」「吐き気」などがあれば妊娠している可能性があります

妊娠したことに経産婦でも気が付かないのは何故なのか?

救急センターに運ばれてきたご夫婦が妊娠に気が付かなかった最大の原因は、20年以上も子供を授からなかったことでしょう。

不妊症で妊娠を経験したことがなかったご夫婦が、生理が来なくなれば閉経したと信じてしまったのは仕方がない事でしょうね。

では、今まで一度でも出産を経験された方が、妊娠と閉経の違いに気が付かないのは何故でしょうか?

一つは、出産経験から年数がたち過ぎて、妊娠初期の症状を忘れてしまったこと。

もう一つは、更年期には妊娠しないと思い込んでいること。

妊娠する可能性がある行為をした時には、更年期とはいえ油断してはいけないようです。

高齢出産で産み育てることまで考えておく

更年期に妊娠をするということは、高齢出産になってしまうということです。

若い時のお産よりもリスクが高くなることから、もしも妊娠している可能性があるのなら、できる限り早く診察を受けておくべきですね。

そして、産まれた子供を育てていく体力と経済力が、その先にあるかどうかも真剣に考えないといけません。

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